読 手 心 得
１．読手の基本
１） 読手は公正さが第一である
選手から信頼されるよう言語・服装・態度等に留意する。
２） 歌を正しく読むこと
学説的にどちらとも読める歌があるが、社団法人全日本かるた協会
制定の基準による。（読み方テキスト参照）
３） 歌を読む速度・余韻・間合いは次を標準とする
下の句（７秒台） 間合い（１秒） 上の句（５秒台）
例 いまをはるべと さくやこのは な〜 間合い 上の句
４秒台 ３秒 １秒 ５秒台
決まり字までは、抑揚をつけず、長短なく、同一の音程と間隔で読む。
２．競技会心得
１） 試合前に読み札が百枚揃っていることを確認する
２） 読み札はよく切って読唱箱に入れる
３） 読唱中は読みに専念し、定位置で姿勢を正しく、視線は正面を見て読む
４） 会場全体に目を配り、選手の準備状況を確認して読み始める
５） 最後の選手の勝敗が決まったとき、その下の句を読み切って終了し一礼をする